神戸芸工大の公開講座

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専学時代のお友達に誘われて、寄藤文平氏の講義を聞きに行ってきました。
公開講座でしたが、わしらの他に一般参加はほぼいなかったような気が。まあ平日だし。

残念ながら特にファンでもなく「よく見かけるなー」位でお名前すら知りませんでした(^^;すいません。
講義は全てが質疑応答のみな内容で、そして質疑ともにあまり簡潔ではないのでした。えっと…ぶっつけとは言えなんてゆるいんだ。

内容はなかなか興味深かったです。

この方を一言で表すと…グラフィカル図表学者?
ばりばりのリアリスト。絵柄に油断しないようにしましょう(笑

事実に基づいて中立で考察し、意外性のあるビジュアルで説明するのが得意。
かつ、嗜好はマジョリティで、グラフィックをビジネスモデルと言うくらいですからそりゃー売れます。

逆に完全創作は苦手な気がします。「ぼくの考えた妖怪」とか(笑
良い悪いではなく、属性の話。

意外性の組み合わせが両方現実に存在するものなので、分かる人はあるある!とすぐ理解できるのでしょうけど、私に「えいがとかげいのうとかじょうしきとか」を問われると理解が及ばず難しいです(^^;
だからそんなに注目してなかったんだと思いますけど。

えー講演内でおもしろかった話題。
●(自分の作品について)コピーがあるから絵に内包される意味が活きてくるのであって、絵だけでは意味がない的発言。
●デザイナーも技とか個々の研究成果をシェアしよう的発言。学者っぽい。
●アートは人を呼ぶ、グラフィックは人に割り込む的発言。
●信念は垂直に立ち上がるのではなく、水平に広げていこう的発言。
●ラフからくがきかわかりませんが、偉人達の人生を0歳~80歳までのグラフにして人生の密度を調べていた。
●ワークショップでは紙にぐしゃぐしゃっと曲線を書いて、その中に何が見えるか探す試みをやっているらしい。
●最近はGaramond(フォント)集めるのに熱心らしい。

あと、おとなたばこを3D化して映画館やwebで流す話題で、実際に流してましたが、やっぱり私映像弱い…(^^;情報処理に全力使ってしまう。

帰りがけ、別のホールで寺田克也氏が講演していました。
お友達が予定が押しているけど聞いてみたいの!て感じで5分程立ち聞き(笑
マンガの記号絵とメビウスの話をしていましたよ。
こちらはフィクションにいかにリアリティを持たせるかが信条ですから方向性が真逆ですねえ。
おもしろい。

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